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小山城 (甲斐国)[こやまじょう]
小山城(こやまじょう)は甲斐国(現在の山梨県笛吹市八代町高家)にかつてあった日本の城である。 == 概要 ==
所在する笛吹市八代町高家は甲府盆地南東に位置する。一帯は甲斐・駿河を結ぶ古道である鎌倉街道(御坂路)や若彦路に近接する交通の要衝となっている〔『山梨県の地名』、p.470〕。小山城は浅川扇状地北端に近く、天川(てがわ)に面した河岸段丘上に立地する〔『山梨県の地名』、p.470〕。 築城年代は不明だが、江戸後期に編纂された『甲斐国志』によれば、室町時代の宝徳2年(1450年)には河内領主・穴山氏の一族である穴山伊豆守が在城し、甲斐守護・武田信重と敵対したという〔『山梨県の地名』、p.470〕。また、大永3年(1523年)年には穴山信永(伊予守)が南部宗秀と戦ったものの敗れ、城は南部氏のものとなったという〔『山梨県の地名』、p.470〕。南部宗秀は武田信玄の時代に乱行のため追放され城は廃城となった。 天正10年(1582年)6月の天正壬午の乱では、相模国の北条氏直が郡内地方を制圧し、鎌倉街道などの交通路を押さえ、御坂峠に御坂城を築城した。『甲斐国志』によれば、これに対して徳川家康は家臣の鳥居元忠に小山城を修築させたという〔『山梨県の地名』、p.470〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小山城 (甲斐国)」の詳細全文を読む
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